ウロン酸回路(グルクロン酸経路)について
第27回81の問題の解説でウロン酸経路について載せることができなかったため、ここで説明します。
ウロン酸回路とは、グルコースの代謝経路の一部です。
ペントースリン酸回路やグリコーゲンの分解・合成経路とも重複する箇所があります。
概略図を描いてみました。
それぞれ解糖系の途中から派生していますが、つながっているのが分かると思います。
ウロン酸回路で生じたUDPグルクロン酸は、有害物質の排泄や解毒など利用されます。
またその後、キシルロース5リン酸となり核酸合成や脂肪酸の生合成に必要なNADPHの供給を行うペントースリン酸回路とつながります。
解糖系と、
グルクロン酸経路
ペントースリン酸回路
グリコーゲンの分解・合成
はどれもつながっています。
ひとつひとつ理解しながら、つなげても理解してみましょう☆