第26回核酸についての過去問題
核酸についてはだいぶ理解が深まってきましたか?
今日で核酸の回は一応終了します。
どれだけ解けるかやってみましょう!
第26回
染色体・核酸に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(2)細胞内のRNAで量が最も少ないのは、リボソームRNA(rRNA)である。
(3)DNAリガーゼは、DNA中の特定塩基配列を切断する。
(4)DNAと伝令RNA(mRNA)の塩基対形成を、DNAの変性と呼ぶ。
(5)ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法には、DNAポリメラーゼが用いられる。
どうでしょうか?
第29回から遡ると、第26回では新しい言葉がいくつかあります。
これらは26回前後にもあまり出てこないですが、一応確認しておきましょう。
クロマチンは日本語で染色質と呼ばれます。DNAとたんぱく質の複合体のことを言います。よって✖。
(2)細胞内のRNAで量が最も少ないのは、リボソームRNA(rRNA)である。
これは第29回の解説で行いました。RNAの中で一番多いのはrRNAです。✖。
(3)DNAリガーゼは、DNA中の特定塩基配列を切断する。
DNAリガーゼはDNAをつなぎ合わせる酵素です。リガーゼ(ligase)は結合酵素の意味です。よって✖。
(4)DNAと伝令RNA(mRNA)の塩基対形成を、DNAの変性と呼ぶ。
DNAの変性とは、2本鎖のDNAが一本鎖DNAになることを言います。✖。
(5)ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法には、DNAポリメラーゼが用いられる。
これは基礎知識でしたね。覚えましたか?PCR反応はDNAポリメラーゼによって特定の領域のDNAを増幅させる実験手法でした。ということで正解〇!
いかがでしたか?
全く知らない単語が出てきてもあきらめずに、知っているところから解いていきましょうね!