第27回核酸についての問題
皆さんこんにちは!
今日も頑張って一問ずつ解いていきましょう!
第27回の問題です
核酸および遺伝子に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) ポリヌクレオチドは、糖とリン酸分子が交互に結合した構造をもつ。
(2) 転写は、DNAポリメラーゼによって触媒される。
(3) 分枝アミノ酸は、それぞれ1つのコドンによって指定される。
(4) 翻訳は、DNAを鋳型とするtRNA合成の過程である。
(5) mRNAは、アンチコドンをもつ。
明らかに間違いだ!と思う設問の数増えてきましたか?
全てわからなくても、一問でも多く間違い、または正解がわかれば自分をほめてあげてくださいね!確実に進歩しています。
解説は以下です!
(1) ポリヌクレオチドは、糖とリン酸分子が交互に結合した構造をもつ。
わたしはこの問題にひっかかりました。
基礎知識よりヌクレオチド=塩基+五炭糖+リン酸でしたよね。なので塩基がない!から間違い!と思ったのは私だけでしょうか💦すみません。よく読むと糖とリン酸が交互に結合した構造となっています。そうなのです。構造図まできちんと頭に入れてないとだめなのです。塩基は糖についていて(ヌクレオシド)、ポリヌクレオチドはその糖とリン酸が3'-5'で結合した形でつながっています。
よってこれが正解〇となります。
(2) 転写は、DNAポリメラーゼによって触媒される。
転写はDNAからmRNAのことでしたね。よってRNAポリメラーゼによって触媒されるの間違いです。✖
(3) 分枝アミノ酸は、それぞれ1つのコドンによって指定される。
以前tRNAのところでコドンという遺伝暗号は、3つの塩基配列でアミノ酸が決定すると書きました。よって間違い✖です。
(4) 翻訳は、DNAを鋳型とするtRNA合成の過程である。
翻訳とはmRNAによる塩基配列の遺伝暗号をアミノ酸配列に変えることです。核酸からアミノ酸(たんぱく質)へと変わるため翻訳というのです。答えは✖
(5) mRNAは、アンチコドンをもつ。
アンチコドンを持つのはtRNAですね!よって✖。
いかがでしたか?
だいぶ理解できてきましたか?
次回の第26回の過去問解説でとりあえず核酸の解説は終了します。あまり古すぎてもダメなので…
では、次回も頑張りましょう!