『人体の構造と機能及び疾病の成り立ち』第一問目の5つの重要語句
今日からやっと管理栄養士の国家試験過去問題を解いていこうと思います。
解き方は
に書いたように一問ずつ過去約5年分を見比べて解いていき,キーワードやよく出る問題などを紹介しようと思います。
この方法では何日かかるのか?不安ですが…コツコツ更新していきたいと思います!
ちなみに第30回管理栄養士国家試験は平成28年3月20日(日)となっていて、あと一か月しかないので、間違いなく全問終われません💦
なので、第31回以降を目指す方々向けということで、、、頑張っていきましょう!
では、『人体の構造と機能及び疾病の成り立ち』第一問目の比較から!
第29回 ヒトの細胞の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
第28回 ヒトの細胞の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
第27回 ヒトの細胞小器官に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
第26回 ヒトの細胞に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
となっています。
皆さん気づきましたよね?
そうです。
第一問目は毎年ヒトの細胞についての問題が出ています!
ちなみに第25回もリソソーム(lysosome)の機能に関する記述である。正しいのはどれか。つまり細胞小器官のことが問題となっています。
ということは、ヒトの細胞については必ず復習しなければなりません。
一言でヒトの細胞関係といってもたくさんの事項があるのですが、とりあえず覚えてほしいのは以下の5つ!
・ミトコンドリアの役割
・ゴルジ体の役割
・リソソームの役割
・細胞膜の構造
この5つをとりあえずすぐに覚えられるように示すと、
ミトコンドリア⇒ATP合成の場
ゴルジ体⇒たんぱく質の修飾
リソソーム⇒細胞内消化の場、加水分解作用
細胞膜⇒リン脂質からなる脂質二重層
これだけでよいので、とりあえず覚えてください!
もちろんそれぞれの役割はもっともっと広く、大事な作用もまだまだあります。ヒトの細胞小器官もまだありますが、それはその都度知識を増やしていくとして。。。
とりあえず第1問目ではこれだけ覚えましょう!
覚えましたか?
では、以下の問題を解いてください。
全く知らない単語が出てきても気にせずとばして、上に書いた5つの簡単な役割だけ頭に入れて解いてみてください! ちなみに正解は一つです。
第29回
(1)ミトコンドリアでは、解糖系の反応が進行する。
(3)ゴルジ体では、脂肪酸の分解が行われる。
(4)リソソームでは、糖新生が行われる。
(5)iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、神経細胞に分化できる。
第28回
(1) 細胞膜は、リン脂質の二重層からなる。
(3) リソソームでは、たんぱく質の合成が行われる。
(4) 滑面小胞体では、グリコーゲン合成が行われる。
(5) iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、受精卵を使用する。
第27回
(1)リソソームでは、グリコーゲンの合成が行われる。
(2)滑面小胞体では、遺伝情報の転写が行われる。
(4)ゴルジ体ではATPの合成が行われる。
第26回
(1)リソソームでは、ATPの合成が行われる。
(2)細胞膜のリン脂質は、親水性部分が向き合って二重層をつくる。
(3)ゴルジ体では、遺伝情報の転写が行われる。
(4)滑面小胞体では、脂質の代謝が行われる。
(5)細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より高い。
答え
第29回(5) 第28回(1) 第27回(3) 第26回(4)
どうでしたか?解けましたか?
第29回は消去法で正解が出ると思います。
第26回はリン脂質二重層が親水性か、疎水性か知らない!という人はとばして、リン脂質⇒二重層だけで〇と早とちりしないように気を付けてくださいね。
そして、近年はips細胞についての問題が続けて出題されているのでips細胞についても抑えておいたほうがよいです。
とりあえず5つにしぼってみましたので、ヒトの細胞小器官でこれだけはまず暗記しておいてくださいね!
他の解説も載せようと思ったのですが、すごい長い文になるので次回に☆